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執筆者の写真Social Impact Act

ルワンダで最高級コーヒー生産を目指す社会的企業


KZ NOIR

ルワンダにとってコーヒーは重要な作物です。輸出収入の3割近くを占め、ルワンダ人口の20%はコーヒー産業から何らかの収益を得ているといわれます。

そのためルワンダの経済成長の柱として、コーヒーは非常に重要です。

KZ NOIRは、現在、ルワンダにおける、高品質なコーヒーを生産可能とし、農家の収量と品質を改善するための農業研修を提供しています。

KZ NOIRのプロジェクトに参加することで、農家はコーヒーの樹木1本あたりの収入を増やすことができます。また品質の確保が安定してきた場合、同社からの一貫した受注も期待できます。

KZ NOIRは、グリーンコーヒーを輸出しており、現在、いくつかのコーヒーブランドを持つまでに至っています。

そして日々私たちが利用する、スターバックスコーヒーを初めとした、世界中のコーヒーバイヤーに、ルワンダの1万人以上の小規模コーヒー栽培農家から集めたコーヒー豆を販売しています。

同社はまた、小規模コーヒー農民の金融アクセス(マイクロローン)を確保することで、農民のコミュニティー意識やロイヤリティーの構築にも成功してきたと言われています。

KZ NOIRは現在、15,000人の小規模保有農家に対して、サービスを提供しています。

本webでも紹介した、Acumenから120万ドルの投資を受けており、これにより最大約2万5000人もの農家に対してサービスが拡大されることが予想されています。

また、コーヒーの品質について、農家毎に、トレーサビリティを導入しようとしており、そのことによって、品質の高いコーヒーを生産する特定の農家をプレミアムとして、グループ化することで、農家の品質向上へのさらなるインセンティブも付与しています。

世界でもフェアトレード商品は注目されており、単に安いということではない、KZ NOIRのルワンダにおけるコーヒー品質の向上を目指した取り組みに注目が集まっています。

今回は、小規模農家のブランド化に伴う、所得向上を目指すルワンダの社会的企業のKZ NOIRを紹介しました。

引き続き世界の社会的インパクトに関連した活動を行う企業とその取組を紹介していきます。


コーヒー

(C)KZ NOIR

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