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執筆者の写真Social Impact Act

バングラデシュ 途上国(BOP)ビジネス〜天然はちみつ編〜


バングラデシュ・スンダルバンス 天然はちみつ支援事業報告会

今回は、2017年1月31日(火)にT&T ビルで日本環境教育フォーラム(JEEF)が主催された、「バングラデシュ・スンダルバンス 天然はちみつ支援事業報告会」の内容を紹介します。

 

JEEF(ジーフ)とは

公益社団法人日本環境教育フォーラム(Japan Environmental Education Forum : JEEF)は、国内外で環境教育を推進する団体や個人を会員にもち、環境教育によって持続可能な社会の実現を目指すNGOです。

1987年に『自然体験を通した環境教育』の実践者の交流の場である「第1回清里フォーラム(現:清里ミーティング)」が開催され、その事務局が母体となって1992年に日本環境教育フォーラムが設立されました。2010年からは公益社団法人と認定され、より幅広く質の高い環境教育の推進に向けて活動しています。

http://www.jeef.or.jp/about/index/より引用

 

バングラデシュ・スンダルバンス 天然はちみつ支援事業とは、日本環境教育フォーラムが外務省日本NGO連携無償資金協力資金の支援で実施してきた事業です。

【対象地区】

バングラデシュ南部のクルナ管区シャトキト県シャムナガール郡の5つの農村(ブリゴアニリン、ダティナカリ、モトナブール、ホリナガール、シンホートリ)

【課題】

・天然はちみつ収集じにおける技能や安全管理

・天然はちみつ仲介業者の低価格買取

・はちみつ製品の開発やマーケティング

・スンダルバンスの自然環境保全に対する意識

・収集時期の限定(4~5月期のみ)

【活動】

・天然はちみつ収集人協同組合組織形成(50世帯)

・天然はちみつ収集人の商品開発等の研修

・天然はちみつ関連収集容器の開発

現地とのスカイプ会議

Social Impact Actでは途上国の課題とその解決に向けた取り組みを主に調査しており、JEEFさんのはちみつに特化した知見はとても参考になりました。

はちみつは、バングラデシュに限らず様々な途上国のサイドビジネスとしてとても普及しています。

例えば、ろ過機の開発や改良案などの検討をJEEFさんが行われており、生産は現地で行うとしても、その設計書案などは中小企業とコラボすれば大変面白い取り組みになるのではないかと思います。

また現地の天然はちみつ収集家とスカイプ会議を実施しました。現地の天然はちみつの生産・収穫工程を詳細にヒアリングすることができました。


バングラデシュ 途上国ビジネス

現地の最大の課題を伺ったところ、実は「海賊(pirate)」の対応という回答は、おそらくいくら日本にいても辿りつきません。

生産したはちみつが日本や海外で販売しブランドを構築できればと話されていました。

バングラデシュ・スンダルバンス 天然はちみつ支援事業に興味を持たれた方は、JEEFのホームページを覗いてみてはいかがでしょうか?

http://www.jeef.or.jp

今回は、日本環境教育フォーラム(JEEF)が実施しているバングラデシュ・スンダルバンス 天然はちみつ支援事業について紹介しました。

引き続き、社会的課題の解決を意図した取り組みについて紹介していきます。

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