SDGs×新規事業開発
Social Impact Actの今井です。
国連のSDGsについては、企業・団体のSDGsの取り組みを整理した「SDGs Insight」を運営していることもあり、お問い合わせをいただく機会が本当に増えたなと感じております。
※SDGs Insightは、企業・団体自身の「公開情報」や「具体的な問い合わせ(一次情報)」などをベースとし、サンプル(アンケート)調査などの推計情報や、主観的な類推ではなく「ファクトベース」の情報プラットフォームでの運用を実施しています。
その為、良くも悪くも、実際に企業・団体が公開している情報しか提示していなく、自身の意見などもほぼ掲載させていないのですが、そろそろサンプル等も溜まってきましたので、コラム的に情報を追加していこうかなどは検討中です。
SDGsについては、会社のHPに別段、公開していないものも含め、様々な活用がされています。その中には、SDGsの達成に、ゲーム開発者の新規事業開発として、という事を話されている方もいましたので、今回は「シリアスゲーム」について紹介します。
疑似体験に注目した「シリアス・ゲーム」
シリアス・ゲームとは、社会のさまざまな分野で発生する課題をゲームという形態で疑似体験し、解決することを学ぶゲームジャンルです。
「Into D’mentia」は、認知症を体験するシミュレーションゲーム。アムステルダムのゲーム会社IJsfonteinが医療機関、大学コンソーシアムなどと共同開発。認知症に苦しむ老人の混乱や不安を追体験することで患者の心理を理解し、よりよいケアにつなげていくことを目的としている。
社会課題では、まずは自分ゴトにするという意味では、シリアス・ゲームやVRにより、社会課題がより、自分ゴトとして捉えられ、解決がアクセサレートされることが期待されます。
世界の課題を子どもたちが解決するシミュレーションゲーム
シリアス・ゲームとは、別ジャンルですが、シミュレーションゲームとして、ワールドピースゲーム・プロジェクトなど、世界の課題をゲーム?を通じて議論する機会や、考えるきっかけるを与えるプロジェクトも生まれています。
SDGsの関わりでいうと、目標4が質の高い教育ですが、質の高いとは何か?という観点は重要です。
特に、子ども向けの教育については、通常の読み書きや計算、ロジカルシンキングなども重要な要素ではあると思いますが、学習は将来の為に嫌々やるものから、ゲーミフィケーションではないですが、楽しみながらいかに自然に身につかせるか?という設計が重要になって来るように思われます。
今回は、ゲーム×社会課題の話題を紹介しました。引き続き、関連トピックについても関心をお持ちの方はお気軽にお問い合わせください。
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