今回は、海外で社会課題をビジネスの手法を用いて解決を目指す企業事例を紹介します。
一般的にCSVと呼ばれる領域で、ビジネスを通じた社会課題の解決等とも呼ばれますが、下記の動画等参考下さい。
Maji Mamas:Mother water
Maji Mamasは、主にアフリカのケニアで活動する、途上国における安全な水の確保と回収という課題に挑戦する企業です。
安全な水の確保は、多くの途上国に共通した課題の一つです。
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Maji Mamasは、ローカルで調達できる資材を用いて、雨水タンクを設置し、そこから水の販売を実施する、マイクロ・フランチャイズビジネスを展開しています。
当初は、助成金(42%), クラウドファンディング (38%), 寄付 (20%)で始まり、水キオスク、タンクキオスクなどを運営しており、現在、6,000人近くにリーチしているとのことです。Maji Mamasのワークショップには、教会、学校、地元の保健組合等を巻き込み、約3万人を超える人々を集客している模様。
また、マイクロ・フランチャイズの成功の為に、Maji Mamasは各種教育サービスとセットで提供しており、今後の展開が注目されます。
OffGridBox
OffGridBoxは、主にアフリカのルワンダ等で活動する、途上国における電力・水の課題に挑戦する社会的企業です。
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マイクロ濾過タンクと、太陽光パネルを設置した、発電施設を通じて、低価格の電力供給と、安全な水の確保を目指しています。
まずはルワンダで、pay-as-you-go (使った分だけ支払う方式)のOffGridBoxの拡大を目指し、中長期的には、途上国全土への展開を模索しています。
Malnutrition Matters
Malnutrition Mattersは、主にアフリカのガーナ、ケニア等で活動する、途上国における栄養失調の課題に挑戦する社会的団体です。
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SoyCowという手頃な値段で、現地で手に入る、豆乳をベースに栄養価の高い商品の開発と、その作り方の教育を含めた普及活動を実施しています。
普及・販売に当たっては、地元の農作物に価値を付加するためにマイクロ起業家(女性、若者)を積極的に活用し、雇用創出の役割も担っており、今後の活動が期待されます。
今回は、途上国の課題をビジネスの手法を活用しながら解決を目指す、企業・団体を紹介しました。
引き続き、関連トピックについて紹介していきます。
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