グラミン日本の可能性
編集長の今井です。
「貧困克服への挑戦 構想 グラミン日本 (グラミン・アメリカの実践から学ぶ先進国型マイクロファイナンス)」の著者である、菅正広氏がグラミン日本の構想を企画されています。
7/31にキックオフワークショップイベントが開催され参加してきました。「To Catch a Dollar鑑賞」と「ワークショップ」が実施されました。
To Catch a Dollar鑑賞
こちら2007年にムハマドユヌス氏などが中心に設立された「グラミンアメリカ」の設立時の苦労や履歴が記憶されている、いわゆるドキュメンタリー映画です。
グラミンアメリカ設立メンバーの営業やファンドレイジングなどの苦労や、グラミンアメリカから融資を受けたメンバーがヘアサロンやパン屋などの事業を展開していく物語となっています。
先進国でのマイクロファイナンスが途上国のものと似て非なるものだという印象と、とわ言っても、映画の中で「グラミンの仕事がノーベル賞を受賞したのは、単に貧しい人にお金を貸したからではなく、コミュニティーを結びつけたから」というコメントがあり、この点は、途上国との大きな類似点でもあるのではないかと思います。
映画鑑賞後は、「グラミン日本のビジョンを考える」「チーム別ミーティング」の二つのワークショップが開催されました、こちらについては、コメントはしませんが、、初期メンバーだけでなく、どのようにコアの運営チームを選定していくかなども、一般論として新しい取り組みでは重要な要素になると感じました。
グラミン日本の挑戦は、休眠預金や昨今の金融機関の動きなどからも、アメリカだけでなく、日本においてもポジティブなインパクトを及ぼす可能性もあり、陰ながら応援していければと思います。
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