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執筆者の写真Social Impact Act

エコな中堅企業事例 中小・中堅企業のCSR 〜世紀東急工業株式会社〜


エコな中堅企業事例〜世紀東急工業株式会社〜

9月19日、港区立エコプラザで港区の事業者などを対象に、「みなとCSRアイデアソン 社会と企業の「協創」を活性化」が開催されました。

プレゼンターは、世紀東急工業株式会社さんでした。

高速道路や国道などの主要幹線道路、飛行場、空港、港湾など、インフラ関係の事業を展開されており、売り上げは700億円規模の会社です。

近年、都市環境の深刻な問題となっている、ヒートアイランド現象を緩和するための遮熱性舗装やリサイクル素材を活用した舗装などエコなプロダクトの開発も実施されています。


中小・中堅企業のCSV戦略

大企業のホームページにいくと、ほとんどの企業に「CSR(企業の社会的責任)」や「サステイナブル」というタブがあり、活動の事例の紹介ページがあります。会社によってはCSRレポートなどを発行しているケースもあります。

なぜ、大企業がCSR活動を行うのか?ブランドでしょ?という側面もあるかとは思いますが。

事業戦略などを立案しようとした時にも、大企業のように、様々な事業を行っていると、例えば、車を作ろうと思えば、原料となる、鉄やプラスチック、組み立て工場や、現地の生産者などなど、もはや「企業の資本」だけではいずれは成長が頭打ちになる。

つまり原料となる素材の安定的な供給や、生産に必要な電力の確保、能力の高い人材など、前提となる「社会資本」があって事業が成り立つ、もしくは成長する、という基本的な認識を少なくとも経営陣は持っている場合は多々あります。だからこそ、企業の持続的な成長のために、こうした活動を実施するのだと。

では、中小・中堅企業にとって求められるエコやCSR活動とは何でしょうか?もちろんケースバイケースではありますが、大企業のいわゆる「CSR」と共通している部分もある一方で、求められる活動は異なるのではないかと思います。

当たり前の話なのですが、事業を多角に展開している大企業の方が、関連する「社会資本」が多い訳で、それだけ、CSR的な活動を行うインセンティブが大きい訳です。

例えば、マイケル・ポーターのCSV(本業による社会課題の解決)はネスレなどの大企業にも適用される経営戦略の一つの考え方・フレームワークで、日本では三方よしなどの考え方が近いですが、より中小・中堅企業が取り組みやすいように感じています。

まずは、本業をいかに成長させるか、そこの一つの軸や観点として、関連するステークホルダーや社会が抱える課題に目を向けた事業を創発する、そこがはじめの一歩なのではないかと思います。

日本の中小・中堅企業においても、素敵な取り組みを”秘かに”実施されている事例が多数あるので、折をみて紹介していきます。

企業戦略や事業創発の支援なども実施しています。

ご関心をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。

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