Single Stopとは?
Single Stopは、アメリカで貧困削減を目指し2007年に設立されたNPOです。
日本語メディアでの情報は乏しいのですが、とても面白い取り組みを行っているので紹介します。
Single Stopは、ANTI-POVERTY APPと呼称する、ソリューションを通じて、利用可能な政府および非営利のプログラム、特典、サービスに人々を結び付けることによって、貧困を削減を促進することを目指しています。
特にコミュニティカレッジの学生や退役軍人のような特定の低所得層の人々の財政的安定を図ることに重点を置いています。
Single Stopからの学び
日本においても、様々な社会課題に対して、行政や、NPO・財団、また民間企業においても、様々な助成やサービスが展開されています。
ただ、サービスを享受できる条件がものによって違ったり、そもそも、全ての情報を網羅的に俯瞰することを、社会課題の当事者が行えるかというと必ずしもそういう状況ではないのが現状かと思います。
そこで、Single Stopは、ソリューションを通じて、利用可能な政府および非営利のプログラム、特典、サービスに人々を結び付ける取り組みを実施しているわけです。
日本においても、特定の課題については、このAPPを見れば全て情報が整理されている、というような状況になると、様々なサービスを利用される方が増えるのかと思料します。
ただ、似た活動を実施しているのにも関わらず、そうした団体同士が実はあまり仲良くなかったりという話を聞くこともあります。
コレクティブインパクトやオープンイノベーションは、アプリケーションやソリューションによって促進されることもあり、今回は、貧困削減を目指す、アメリカのNPOの事例を紹介しました。
引き続き、ソーシャルインパクトを意図した活動を実施する企業・団体を紹介していきます。
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