すららネットは、「教育に変革を、子どもたちに生きる力を。」を企業理念としたEdTech スタートアップ企業です。
2017 年に東証マザーズに上場しています。
主力の事業内容は、対話式 ICT 教材「すらら」を、国内では 約 2,200 校の塾、学校等に提供しています。
全国の有名私立中高、大手塾での活用が広がる一方で、発達障がいや学習障がい、不登校、 経済的困窮世帯を含む生徒に学習の機会を提供するなど日本の教育課題の解決を図ることを目指しています。
そんなすららネットが、「インパクトマネジメントレポート」を発行しています。
興味をお持ちの方は、覗いてみてください。
レポートはこちら。
エッセンスとしては、「不登校」「発達障がい・学習障がい」「貧困」「低学力」といった社会課題解決に「すらら」がもたらす影響をロジックモデルを活用して可視化しているものです。
ロジックモデルについては、それぞれの相互作用をシステム(思考)的に波及していくことを、上手く表現できないなどの、批判もありますが、ステークフォルダーに、あるテーマにおける目指すべきストーリーを可視化したり、また、どこがボトルネックになっているかなどの論点整理や仮説出しに役立つというメリットもあるでしょう。
一方で、インパクトレポートだけでなく、CSR・サステナビリティーレポートについても言えますが、こうした活動が、具体的にどのように企業価値へと転換されるかのロジック武装は、共通のアジェンダのように思われます。
そのような文脈の中で、情報開示のベクトルという話があります。
ロジックモデルなどは、〇〇というアクションを行い(やインプットを行い)、△△△、それが、□□□に繋がるなどの、右向きベクトル型の情報開示と言われるものです。
図解すると〇〇→△△→□□
一方で、左向きベクトルの手法を取る会社もあります。
例えば、パーパス(★★)や経営理念から逆算して、そのために▽▽などを実施していくと〇〇が実現しているだろうという、ロードマップを引いていく形です。
図解すると〇〇←▽▽←★★
代表的なスタートアップ型の上場企業でいうと、メルカリなどがそうした形でもマネジメントを引いています。
ベクトルの方向性については、どちらが正しいとかは無いのですが、通常のマネジメントモデルと、情報開示の方法などは結び付いていた方が運用上も齟齬が発生しにくいなどのメリットもありますので、一つの参考にしてもらえればと思います
top of page
検索
bottom of page
Comentários